AED, 医療, 機能

AEDは心臓の機能を仕切り直します

心臓には刺激伝導系という電気的な配線があり、そこを順番に興奮が伝わることで心臓の筋肉が収縮し、血液を体や脳に送り出すというポンプとして機能します。しかしこの電気的な流れは時折狂いを生じ、好き勝手な運動をそれぞれの心筋がし始めることがあります。これが心臓の痙攣で、心室細動や多形心室頻拍という病態です。体からしてみると痙攣した心臓は十分な血液を送り出せないので、心停止と同じ意味合いとなります。

この機能不全を解除する方法のひとつが電気ショックで、AEDが活躍する場面です。端的に言えばAEDの機能は心臓への電気ショックです。200ジュール前後の電流を流すことで心臓を一時的に強制的に止めて、リズムの仕切り直しをさせています。医療現場にある機械はタイミングや強さを医師側が調節できるものですが、AEDは自動体外式除細動器ですのでそれらの微調整は機械が自動的にやってくれます。

介助者はアナウンスに従い、操作を行うだけで治療としては事足ります。しかしながら不整脈の原因が、例えば一過性に起きた胸部への打撃等であれば一度のショックで済みますが、そうでないこともままあります。原因が血液のバランスの異常であったり心筋梗塞などであったりすると、原因が解除されていませんので再び不整脈が起きる可能性が残ります。AEDには心電図を解析する機能が付いています。

周囲で救護に当たる人は救急隊員に患者さんを受け渡すまで、音声ガイドの指示に従い、注意を向け続けることが求められます。

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